ご 挨 拶

平成27年はドローン元年と云われております。
日本において一般産業用及び趣味の対象としてのドローンが本格的に普及したという点において、また、一部の故意による墜落等によりドローンの内蔵する危険性を全国民が認知したという意味においても、間違いなく今年はドローン元年と云えるでしょう。
ドローンは限りない可能性を秘めています。一般民生用の用途の開拓、機器資材の開発は今後において世界的な規模で競争が進む事でしょう。日本におい ても多方面において鋭意研究開発がおこなわれております事もまた事実です。
危険性に固執するあまり、その持てる可能性の芽を潰す事だけは絶対に避けなければなりません。
その為にも今必要な事は、健全なるドローン愛好者の育成にあると言えます。
趣味として始めた人の中からそれを業とする人材も生まれてくるでしょう。
次代を担う青少年にとっても、ドローンは無限の夢を与えてくれます。安価なドローンの普及により、子供達のだれもが容易に三次元の空間で遊ぶ事が出来るようになったのです。子供達にとってこれほど魅力的な玩具は他にはないでしょう。それだけに青少年・児童生徒への安全教育の徹底は急務といえます。
安全操縦教室の開催、遊び場としての適切な操縦空間の提供、競技会等の開催により、健全なスポーツ振興の一環として子供達に楽しんでもらえることが出来るでしょう。またそのような活動を継続することが、ドローンによる事故を防ぐ最善の道だと考えます。
当ドローン協議会は、日本においてのドローンの健全な普及発展を目指す事を目的と為し、警察等国家行政サイドの御指導を受けながら、法に則りより安全なドローン環境の構築を図ると共に、より多くの人がドローンに親しめる機会を作ることにより、日本におけるドローンの拡大発展に寄与せんとするものであります。